鹿月秋の晴耕雨読

鹿月秋(from-origin design)の、他愛もない、そして、くだらない日常を無駄な長文で綴っています。
鹿月秋の晴耕雨読

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月夜の惨事は、三字ではない。
今夜は、少しだけ、アカデミックな話を
しようかと思っておりますよ。

ポリス・アカデミー的な事とかね。
続編が出るくらいに、長い文章になりそうです。


昨日、天王寺からの帰り、阪急電車に乗っていて、
たしか十三ぐらいで電車が停車して、ぼんやりと
車窓を眺めていたんです。

なんて言うかな、向かいのホームの下とかに
よく広告とかあるでしょ。

こういうのん。
ホーム下の広告
(↑クリックすると拡大されます)

でね、たまたま見えた広告を見ていたわけです。

そこには、こんな広告が書いてありました。

『腋臭(ワキガ)にお困りのアナタ!』


それを見て、「おやっ?」と思ったんですよね。

「ワキガ」って「腋臭」って書くんだ、ではなくて
「わき」って、「脇」ではなくて「腋」なんだって。

「月夜」が1文字になると「腋」になるという
事実が、すごい衝撃だったんです。

「月夜」という言葉が持つ美しさを、思う存分
損なう「腋」。

なんか、すげー。

「月」という「へん」は「つきへん」とも言いますが
「にくづき」とも言いますよね。

たぶん、「肉付き」。

だから、「月」は、身体の部分を表す言葉が
多いはず。

肝、肺、腕、脚、腎、肘、膝、肋、肌、服、
肩、背、膀、胱、朦、臑、胃、胸、腹、腸、
股、えっと・・・とか。

『鹿月秋』という名前を表している僕としては
何とも気になるわけです。

脇の下の夜、それが、腋。

なるほど、陽を浴びないからなのか?


それで、です。
「脇」について思いを馳せるのです。

なんせ、読みかけの本を忘れてきたものだから、
車中、ヒマでしてね。

次に、僕が着目したのが、「脇」の右側。
「つくり」だっけ?

「力」が3つ。
たしか、同じ字が3つで構成された文字は
「たくさんある」という意味だと、どこかで
聞いたことがあります。

例えば、
■木
木×3= 森

■虫
虫×3= 蟲

■口
口×3= 品

■車
車×3= 轟

■女
女×3= 姦

■日
日×3= 晶


姦しい(かしましい)は、なるほど、
昔、「かしまし娘」という女性グループは
3人組だったな、とか思うわけです。

「晶」は、水晶でしょうか。
水晶を、太陽の光に透かせば、乱反射して、
きらきら光る情景が思い浮かびます。

「轟」って、車が3つって事は、もしかしたら
近代になって作られた言葉なのかもしれませんね。
たくさんの車の往来が、大地を揺るがすように
感じなくもない。

「品(ひん)」は、口が3つ。
「おしゃべりは品がない」とかいう言葉がある
くらいですから、これは、たぶん、その人の言葉数
ではなくて、周りの人たちの賞賛の声なのでしょうか。
あるいは「品(しな)」で、商品の開け口が、たくさん
あるところなのでしょうか。


では、「脇」の力が3つ。
力3つだけという漢字は僕は知りません。
もしかしたら、存在するのかもしれませんが、
ま、それはそれとして、その状況を考えてみると、
かなり力を込めているのでしょう。

脇を締めて、力を込める。

ああ、アレですか?

便座上の格闘のことなんですかね、これってば。
う〜ん、分からなくは、ない。
でも、納得まではいきませんねぇ。

「協力」の「協」だと、なんとなく、
意味が分かるような、というか、その
「僕たち、力を合わせているのです」的な
心象が、よく伝わるんですけどね。

脇。



蛇足、なんですけど、こんな漢字もあるんだそうで。

『小野篁歌字尽』という昔の文書に
3つ文字で、こんなものも紹介されていました。
(『森』と同じ構成です)

羊×3= なまぐさし
火×3= 火花
水×3= 深し
馬×3= 驚く
鹿×3= 愚か


鹿3つで「愚か」なんですか?


まったく。
「腋」から、こんな惨事に及ぶなんて、
がっかりですよ、ホント。





日本語つながりって事で、余談。
先日、ネットで建築サイトの記事を読んでいたのですが
ま、それは記者のヴォキャブラリーであって、建築業界的
な事だとは思わないのですが、角張った建築物を
「無機的」、曲線を多用した建築物を「有機的」という
ふうに書いていたんです。
どうしても、僕には、それが納得できないんですよね。
「角」=無機的
「曲線」=有機的
という構図が、僕は、うまく理解できませんし、
そもそも、使い方が、間違っているぐらいに
感じるんです。

ついでに、建築関係で言うと、最近のニュースか
何か(ソースについては忘却の彼方です、いつも通り)
で読んだんですが、とある建築団体(?)が自分たちが
デザインした建築物を「作品」と呼ばずに、発注者との
「プロジェクト」と呼ぶ、と宣言したとか何とかで、
それが、「業界に一石を投じた」というふうに、その
ニュースで書かれていて、何か、それも違うんぢゃないのか?
と思ったんです。
何がって、そういう事がニュースになる事、一石を
投じた、とまで言われる事。

べつに建築が嫌いなわけではないのですが、
偶発的に、建築業界だっただけです。



なんて、「愚か」で、だいたい僕自身が、
日本語おかしいので、他人の事、言えませんけどね。

んねっ。


| 鹿月秋 | 日本 | comments(3) | trackbacks(0) |
「やもん」考
まずは、こちらを聞いていただきたい。
DREAMS COME TRUE
「大阪LOVER」


この曲の最終版ほどに、このような歌詞がある。

♪何度ここへ来てたって
また来るのはアナタがおるからやもん

愉しそうにしてたって
それはアナタがここにおるからやも〜ん

どんだけケンカしたって
アナタだけホンマに大切やもん♪

遠距離恋愛を歌った曲として、また、
関西弁で歌われた曲として、今、
巷を席巻しているとか、していないとか。

思わず、この「〜やもん」3連発に
胸をときめかせた黒髪の乙女も多かろうと
予想される。

あれ?いませんか?

今宵は、この「〜やもん」について
多いに語ろうかと思う。

多いに語るだけの力量があるのか、
また、掘り下げるだけの技術がるのか、
はなはだ疑わしいところではあるが、
ま、そのあたりは、後々、考えることにしたい。

出来得ることならば、柳田國夫先生の
『蝸牛考』(岩波文庫)を一読されることを望む。
これから、僕が書こうとしている内容よりも
ずっと新鮮で、愉しいこと請け合い!


さて、である。
いつもながら、見切り発車って怖いなぁ、
と思う。
今宵、このブログを読んでいただいている
皆さんにおいては、ぜひ、信号が青になっても
左右を確認してから、その1歩を進めていただきたい
と切に願う、鹿月秋です。


まずは、なぜに「〜やもん」が、これほどまでに
愛くるしいのか、である。

やはり、この言葉が元来的に有している
「子供言葉」であることは無視できない
事実だろう。

推定許容年齢10歳くらいか。

たとえば僕が、
「今夜はハンバーグがエエんやもん!」
などと言った日には、村八分どころか
都道府県八分になりかねない。

とくに男子諸君においては、
どれほど愛らしい表情で「〜やもん」と
言ったとしても、冷たい雨に、その身を
さらすことになろう。

その点、婦女子たちは、ま、許される
確率は男子よりも高いとは言え、
三十路を越えてからは、かなりの
リスクを負うことになるのではなかろうか。


あ、今夜は、こんな感じで、たぶん、
徒(いたずら)に長くなりそうですので、
それでも、それらを鯨飲できる方が
いるのなら、ありがたい事です。


さて、愛くるしさ、についてである。

この「〜やもん」を、高速遠心分離器に
かけてみたところ、2つの要素から構成
されていることが、分かってきた。

1つが、愛くるしさの82%を生成している
「柔らかさ」である。

そして、もう1つが愛くるしさの18%を
生成している「頑さ」である。
(これを「わがまま度数」と表現する研究者もいるが
表現方法については学会でも紛糾の的である。
どんな学会か、という本質を突く質問はやめていただきたい)

想像してみてほしい。

自分の子供(5歳と仮定)が、上目遣いで、
その瞳に、数粒の涙を宿し、

「鮭茶漬けが、いいんやもん」

などと言われた日には、のど元まで
「風邪には梅がエエんやって!」
という言葉が出ていたとしても、
「注文して良しっ!!」
とかって言っちゃうよね。

ていうか、むしろ、言っちゃいなよ。

言葉由来の柔らかさの中に垣間見える、頑さ。

まさに、そこに、愛くるしさがあるのでは
なかろうか。

異議があっても、この際、ことごとく却下だ。


次に、これを見ていただきたい。
日本語の平仮名は、いわゆる表音文字で、
音のみを表し、意味が付随しない。

しかし、これも、高速遠心分離器にかけて
みると、2つの成分からできていることが
分かる。

まずは、「〜やもん」の「や」。
[]

「〜やもん」の「も」。
mo

「〜やもん」の「ん」。
nn


色分けの通りである。

緑:「柔らかさ」成分
赤:「頑さ」成分
黒:見なかったことにしていただきたい。

ご覧の通り、やはり、文字の中にも
愛くるしさを生成する「柔らかさ」成分と
「頑さ」成分が共存していることが分かって
いただけたと思う。


以上より、「〜やもん」には、愛くるしさを
生成する「柔らかさ」と「頑さ」が共存して
いることが、様々な角度より浮き彫りに
なったと言えよう。

つまり、語尾に「〜やもん」を合成する事により
「断言しちゃった事を今さら、引っ込めないし、
ここは、強引に押し切るべし」
という、今、まさに、大人の扉に手をかけた
麗しい少年少女の、意気込みと、さらには、
♪大人の階段昇るぅ〜
君は今、シンデレラっさ〜♪
な、H2O的、歌詞世界が、学術的にも
ご理解いただけたのではなかろうか。



では、これを発展させた例を挙げたい。

え?まだ続けるの?
と思った方。

僕は呻く。

「だって、引くに引けないんやもん!!」

おっと、思わず、エクスクラメーション・マークを
2つも使ってしまった。


「〜やもん」が、愛くるしい表現になり代わる
事は、ご理解いただけたと思う。

では、世の中にある言葉を、そう、
「どっち?」と問われれば、あんまし
素敵ワードではない言葉を、幾ばくか、
愛のある言葉に変える、言わばこれは、
言葉の錬金術になり得るロジックを披露しよう。

大風呂敷を広げてしまったので、少しだけ、
畳ませていただきたい。


『卑怯者』という言葉が、ある。

これに、「〜やもん」のエッセンスを、
バニラ・エッセンスのように1,2滴垂らしてみる。

卑怯者 → 卑怯もん

ほら、なんだか、角が取れて、
ウスラ笑い。

リトルビット ラブリー。


『地方出身者』に、シナモンの如し
「〜やもん」を少々、振ると。

地方出身者 → 田舎もん

ほら、なんだか、画数取れて、
ウスラ笑い。

リトルビット ラブリー。


『ひとりやもめ』に、山椒のピリリ
「〜やもん」を少々、入れると。

ひとりやもめ → ひとりやもん!

ほぅら、なんだか、勝利宣言、
ウスラ笑い。

リトルビット 笑えねぇ。


こんなにも、「〜やもん」から
広がる世界があるんです。






正味な話、ここまで読んでる人って
ホンマに、スゴイと思うわ。

まさしく、言葉を鯨飲したとしか
思えません。
| 鹿月秋 | 日本 | comments(0) | trackbacks(0) |
『知覚過敏』
ちかく-かびん
【知覚過敏】
1)虫歯でもないのに、歯がしみる症状。
2)歯周病の原因とも言われている。
3)知覚だけだと、「知性により知ること」
 という意味で、心理学の用語でもある。
4)五感の中には、含まれない。
5)字面だけ見れば、「感覚が研ぎすまされている様子」
 っぽくないですか。



五感とは、視覚・聴覚、味覚、嗅覚、触覚の
5つから構成されている、いわゆる、感覚。

その次に第六感があるらしい。

現在、その候補として、次が挙げられているとか
いないとか。

1)「体覚」
これをA君とB君に説明してもらうと、

A君「うわぁ〜、10年ぶりに自転車に乗ったけど
  案外、乗れるもんやなぁ〜。
  やっぱ、体が覚えてるんやなっ」

こんな感じだろうか。

あっ、B君、忘れてた。


2)「顔覚」
やはり、これもA君とB君に説明してもらおう。

A君「なぁなぁ、アイツって、なんて名前やったっけ?
  ほらほら、顔は、めっちゃ覚えてるのに
  名前が出てこぉへんわ〜。」

こんな感じだろうか。

あっ、またB君、出てないや。
ま、いいか。
いいのか?



あ、今日は、全面的に、こんな感じですよ。
だから、せっかくの休日、素敵に過ごしたい方は
このあたりで止めたほうが良いかもです。

ま、例えるならば、新幹線の情景。

ホームに滑り込んできた新幹線に乗り込み、
握られたチケットで席番号を確認しながら、
広いとは言えない通路を歩き、ようやく席を
見つけて、荷物を網棚に上げて、席に座る、
その間に忘れてしまうな内容です。


今日、仕事場で、食器を洗っていたんです。
お湯ではなくて、水で。

指先やら手が冷たくなるのは、分かるのですが、
次第に、肘がね、ジンジンしてくるわけです。

これは、「もしや、知覚過敏か」と思ったわけです。

「知覚過敏」ってね、字面だけを見れば、
んもう、感覚が研ぎすまされて、いろんな事に
反応しまくっておりますの、な感じがしませんか。

手が感じている冷たさを、あえて、肘で
表現するなんて、すげぇな、と思ったわけ。


んで、「ちかく」って「知覚」っていう字だっけ、
とか考えてたら、そういえば、「知覚過敏」って
「近く、過敏」とか
「近く花瓶」とか
「近くか!?ビン」とか
「地殻か?ビン!」とか
「血か苦か瓶」とか
「賀来千香子」とか
そんな言葉にも、なりえるなぁ〜なんて気づいてみた。


知覚が過敏だった今日は、生地屋さんに行って、
麻生地を買おうとしたら、激安フェルト生地にも
遭遇してしまい、その瞬間、パチパチパチと
静電気クラスの電気が僕の体を突き抜け、
帽子のアイデアが沸いてきました。

「緑に紫は、やりすぎ」とか言われたり、
「お前より俺のほうが似合う」とか言われたり、
三ノ宮で待ち合わせしていた妹夫婦の車に
ひかれそうになったり、
せっかく玄関まで出迎えてくれた兄ちゃんが
無言で自室に下がったり、
あからさまに「見なかったこと」にされたり。

ま、それくらいのものですからね。
ぜんぜん、平気です。
なんせ、今日から知覚過敏ですもの。

明日くらいには、例の帽子屋さんに発注しよ。


ついでに、帽子屋さんで、洋服のお直しもして
もらえるのか聞いてみよ。

京都に来てから、洋服のお直しを出していなくて
どこにお店があるのか分かりません。

京都に洋服のお直し(リフォーム)してくれる
お店って、どこにあるんですか?

そういや、烏丸今出川付近に「洋服の病院」だか
何だかというリフォーム屋さんがあったような
気がしたので、行ってみたら、見事に閉まっていました。

ドアの張り紙を読むと「8日までは休むのさっ」的な
事が書いてありました。

くそぉ、小学校でもあるまいに。

地団駄を踏む代わりに、隣にあるTSUTAYAの
階段を踏みならしてやりました。

大貫妙子の歌声が、ささくれだった僕の心を
癒してくれやしないか、と思って。
くれないのか。
くれるよね。
くれないのかなー。
紅のカナー。
紅の豚なんだなー。


仕方がないので、僕は僕を癒すのです。

暴飲暴食が続いていたので、そんな時は
あさりの味噌汁と相場は決まっているからね。

別にスーパーに行ったら安かったわけぢゃない、
とか言い張るさ、そりゃ、1パック108円。

1人で食べるには明らかに多すぎる
あさり1パックを、キャラメルコーンに
入っているナッツ程度の躊躇いも見せずに
鍋に全て投入。

これぞ、一人暮らしのダイナミズム。

うまうま。

たしか、鶏肉を柔らかく煮込むのに炊飯ジャーを
使うと良いらしいですよ。
鶏肉が隠れるくらいの水を入れて、適当に塩を
投下して、炊飯スイッチを押さずに、保温のままで
待つだけ、およそ1時間。

僕はしませんけどね、そんな事、たとえ、僕が
炊飯ジャーを持っていたとしてもね、
持ってないけどね、炊飯ジャー。


すっかり、あさりで機嫌を取ったので、次は、
飯だな、飯。

見た感じ、ししゃもとトマトと大根と玉ねぎが
あるみたいなので、それっぽく切り刻んで、
フライパンで焼いてみる。

「和」って、つまり日本って意味でしょ。
和服とか和食とかって言うくらいだし。

一方で、料理では「和える」とは、つまりは
混ぜることを指しますよね。
「△△の○○和え」とかね。

つまり、数学的観点に立てば、こう言えるわけです。

日本=ミクスチャー

視点を変えてみれば、それを裏付けるものも
発見できます。

たとえば、日本は資源国ではなく、資源のほとんどは
輸入に頼っていることは、誰もが知っていること。

それでいて、日本は輸出品目も、多いわけぢゃないですか。

輸入したアレとアレを混ぜて(加工して)輸出している。

日本は、もともと、混ぜる技術が秀でているわけなんですよね、
混ぜる技術が。


そうか、技術がなかったから、今夜のご飯はおいしく
なかったのだな。

ししゃも+トマトはチャレンジしすぎたか。


今日は知覚が過敏だから、こんなアイデアでも
うまうま晩ご飯になると思ったのになぁ〜。



※これでも一応、シラフで書いているんです、今夜は。
| 鹿月秋 | 日本 | comments(2) | trackbacks(0) |
今夜の言葉『お箸』
お・はし(名)
【お箸】
東アジアを中心に使われている食器具の一つ。
2本1対の棒を片手で持ち、つまむ、はさむ、
切る、裂く、ほぐす、はがす、まぜる、押さえる、
くるむ、和える、 支える、運ぶ、と機能は
ナイフやフォークに比べ、多彩である。
日本、中国では、木や竹製が多い一方、
韓国では鉄やステンレス製が主流。


日経のnikkeiBPnetのbpspecial、
ITマネジメントのコラムの中で
こんな記事があった。

「脳外科の研修医の能力差について、研究者が様々な
観点から比較したところ、日常生活で箸を使う地域の
アジアからの研修医のほうが、脳外科手術の技術に
優れている傾向にある」

んで、そこから、さらに、「国際箸学会」という
ところに飛んでみた。

お箸の文化を伝えていくための真面目な
学会らしいのですが、サイトは拝見すると
けっこうポップな感じで、精神面、機能面など
今まで、とくに考えてこなかったことが
いろいろと書かれていて、非常に面白いんです。

「ヨーロッパでは、食事の際に、ナプキンを
使いますが、これは、はじめから、ご飯などを
こぼすことを前提としている。その一方で
日本のお箸文化では、こぼさないように躾され
こぼさないのが、マナーである」
というような事が書いてあるんです。
(文言は、まったく正確ではないです)

なんかね、この一文を読んで、ハッとした
というか、目から鱗、な感じでした。

こういった、お箸が、いかに素敵な道具
であるか、という事が満載です。

かしこくなった気分になりますよ。


ちなみに、僕は、5膳ほど、お箸を
持っていますが、特定のお箸を使う
ということはなく、いつも、使うものを
替えています。
便利なんですよね、洗い忘れても
ほかにもお箸があるっていうのが。

******

「nikkeiBPnet bpspecial」
http://premium.nikkeibp.co.jp/itm/col/suzuki/59/

「国際箸学会」
http://www.kokusai-hashi.org/

******




そうそう、今日、お店に男性の幼稚園の
先生が来られたんです。

いつもの「何でも知りたがる」という悪癖を
いかんなく出してきました。

僕の中の参考文献は、もちろん、
『みんな一緒にバギーに乗って』
(川端裕人、光文社)。

結論から言うと、
「忘年会で、仕事の話は、ちょっと」
な感じでした。

ま、当たり前といえば、当たり前の結果ですね。

川端裕人つながり、で言うと、
最近、宇宙は11次元だという説が
浮上してきているらしいです。

11次元といえば、『リスクテイカー』
(川端裕人、文春文庫)に登場する
ヤンの言葉が蘇ります。

「バタフライが11次元の空を飛んでいる」
とか何とか、と言うてたような。

なんだか、すっかり川端裕人の宣伝マン
みたいになってきたので、
今夜はここで、お開き。
| 鹿月秋 | 日本 | comments(0) | trackbacks(0) |