鹿月秋の晴耕雨読

鹿月秋(from-origin design)の、他愛もない、そして、くだらない日常を無駄な長文で綴っています。
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東京デイズ 前編
 1泊2日の、東京デイズを記そうと思う。

私が、京都を出るときは、久しぶりに冬の空気で、
だから、冬の装備で出かけたのは、予定の時刻を
大幅に回ってからだった。

新幹線の中では、「フィガロの結婚」を、
アクト1〜4までを聞きながら過ごした、
のぞみに乗ったおかげで、空席は用意
されていなかった。

べつに、それで構わなかった、
きっと、名古屋で空席が見つかるのだから。

案の定、名古屋で、席を見つけ、シートに
身を預ける。

東京に着くと、京都とは違う陽気で、
春だった、マフラーを巻いているのは、
ごく少数派で、私は、その少数派に属していた。

品川で、山手線に乗り換えて、田町へ。

ここから最初の目的地であるチーズ屋へ向かう。

たしか、私の記憶では、東口にバス停があったはずだ。

人の波に流されて、歩く、その途中のコンコースで、
パブがあるのが目に入った。

一瞬、立ち寄ろうか、という思いがよぎるも、
まずは、目的地にたどり着きたかった私は、
大人の分別で、それをスルーする。

バス停を探す、
見つからない。

はて、と思う。

よく見ると、どうやら、私は、西口のほうに出ていたらしい、
踵を返し、んぢゃ、とパブに向かった。

ビールとタバコ、それから、フィッシュ&チップス。

お腹も満たされて、さぁ、東口へ。

小さなバスに揺られ、愛宕一丁目へ、
そこから歩いて5分ほどで目的のチーズ屋さん。

担当の方と、私の思いと不安を伝え、
いくつかの有益なアドヴァイスをいただいた。

最初の予定では、午後2時くらいに到着して、
残りの時間は、その店でアルバイトをさせて
ほしい、と頼む手はずだったが、時間的に、
断念せざるを得なかった。

19時に、待ち合わせをしているのだ、
それがどこなのか、知らないけれども。

私は、チーズ屋を後にした、
本来であれば、東京の地理に詳しくない私は、
来たルートを戻るか、そうでなければ、iPhoneを使って、
ルートを検索するのが、普通である。

それをしないのは、愚か者の所業であり、
そして、私は、どうしようもない、愚か者だった。

最短ルートで、目的地にたどり着く、という行為は、
面白くないのだ、私は、一人旅をしているのであって、
さほど時間に追われているわけでは、ない。

知らない街を自由に闊歩すること、それこそが、
旅が旅である所以である。

私は、ケータイを左のポッケに仕舞いこみ、
自分の野生本能にかけた。

日ごろ、住み慣れた街では、とうていできないことだ。

こういう時にこそ、私の中に眠る野生を稼動しなくて
どうするのだ。

私は、歩いた、できるだけ、適当に。

歩いた果てに見たものは、「横浜はこちらです」
という道路標識だった。

私は、完全に、迷子になった。

そして、東京タワーが、見えた。

私の見識によると、東京タワーは、六本木にある、
はずだった。

さらに私は、自分の野生に従って、歩を進めた、
地下鉄の大江戸線・赤羽根橋にたどり着いた。

それが、どこなのか、よく分からなかったが、
階段を下りた。

どうやら、新宿には行けるらしい、
それだけで十分だった。

新宿に着いたのは、18時50分だった、
なんとか間に合ったな、と思った。

ケータイを見た。

「待ち合わせは19時前に、高田馬場で」
と書いてある。

ぜんぜん、間に合いません。

慌てて、山手線に乗り、高田馬場に向かった、
駅に着いて、3つある出口で迷子になった。

ようやく待ち合わせ場所に着くと、兄は、
呆れたような顔をしていた、
私も、自分の野生本能に、呆れてしまった。

ここまでくれば、怖いものは、なかった、
兄の後ろをついていけば良いのだから。

兄と友人と3人でイタリアンなんだか、フレンチなんだかの
レストランで軽く食事をし、場所を変えて、駅近くの居酒屋で、
さらに飲み、二人と別れた。

私は、二人とは違う方向の電車に乗り込み、
目黒へと向かった。

長くなったので、続きは、また今度!
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