鹿月秋の晴耕雨読

鹿月秋(from-origin design)の、他愛もない、そして、くだらない日常を無駄な長文で綴っています。
鹿月秋の晴耕雨読

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その日暮らしは、やめて
その日暮らしはやめて
ウチへ帰ろう、一緒に。


大貫妙子『都会』の歌詞より。


歌の最後、この歌詞を、
何度も、何度も、何度も、
リフレインしている。


その日暮らしをやめたとして、
帰るウチが、僕には、あるだろうか、
果たして。


否、ないな、と思う。

そんなセリフを言ってくれる人も、
帰るウチさえも。


だから、今夜、2玉目のラーメンを
啜るのです。
| 鹿月秋 | - | comments(2) | trackbacks(0) |
「小さな男」の、戯れ言100選
昨夜、「酩酊の淵に腰掛けて」と
書いたような気がします。

その後の話から、まずは、いたしましょう。

その後も、軽快にグラスを空にし続け、
時刻は、午前の1時を回ったころ。

それは、突然にやってきて、
淵に腰かける僕の背中を、グイと
押すのです。

物理的に、現実的に、僕は、カクッと
なり、その急激な酔いに、腰かけていた
淵から、谷底へと突き落とされそうになりました。

これでは、以前のように、ガスストーブの前で
眠ったり、キッチンのリノリウムで身体を
丸めて眠ってしまう、という危機を感じ、
まだ、空になっていないグラスにお別れを
告げて、布団へと、ホフク前進。

あな、恐ろしや、スロージン。



今月だけ、実に、2回である。

それは、いづれも、僕が感じている
憤りを、のべつくまなく話している際に
言われた。

「小ちゃい男やな!」


このような言葉に対して、果たして
どのような反応が一般的なのか、僕には
分かりませんが、僕の反応と言えば、
呵々大笑い。

なるほどな、たしかにな、それは
間違いないな。

などと思ったわけです。


春を象徴しているのです。
そう、雪解けの、その雪を押しのけて、
フキノトウが芽を出すように、僕の足下でも、
春の足音。

靴下が、破れかけております。

足の爪が、「フキノトウみたいでしょ?」と
微笑みながら、顔を出している、出してはいるが、
出さなくても良かったのに、とも思う。

できれば、当面、冬眠していてほしかったです。

なんとも、うらめしい春の日です。



春って、こんなにも寒くなるのですか?

春っぽいな、と思った僕は、長袖のカットソーに
ジップアップのセーターという「小春日和ファッション」
に身を包み、出勤。

で、仕事終わりの、夜。
店の外に出ると、けっこう寒くなっているでは
ないですか。

マフラーでなくても、ストールくらい
巻いてくれば良かったなぁ。



「誕生日辞典」という書物があるのを
ご存知だろうか?
それは、それぞれの誕生日生まれについて
性格やら、思考やらを、ズンズン突いてくる
正面から相対するのが苦しくなるくらいの事が
書かれたもので、僕の誕生日の欄を読むと、
こんな事が書かれていた。

「頼まれてもいないことは、するな」

正直、これを読んだ時、僕は、
「うはっ!これは手厳しい、手厳しいけど、
そう指摘されると、案外、愉快!!」

などと思ったものです。

ホント、そういう側面を持っていて、
ていうか、側面というよりも、ほぼ、
正面と言っても良いくらい。

そして、あんまし、そればかりだと、
よくないな、と、ずっと思っていたんです。

んが、である。

「案外、そんな事もないかもよ」
と、今日、仕事中に思ったんです。

「え?お前、仕事中に、そんな事考えてんの?」
などと、思わないでいただきたい。

僕は、自己との対話を大切にしているんです、
いつ、どんな時も、とくに今日はヒマだったしね。

僕は、この、僕の特性である、「頼まれてもいない
ことを、やっても、それが、好評価につながる仕事」
があることに気づいてしまったんです。

そう、それが、今、僕がやっている仕事。


例えば、である。
今ここに、メニューを決めたはいいが、
店員を呼ぶのが、いくばくか恥ずかしい人が
いたとしよう。
そして、すでに手持ち無沙汰になって、メニューを
無駄に、パラリパラリとめくっていたとしよう。
できれば、手を挙げるなりして、店員に来てもらい
たいところだが、なんだか、少し恥ずかしいぞえ、
とか思っているとしよう。

こういうの、けっこう気づけてしまうんですよね、
僕。

あれ?これ、当たり前なんですか?


えっと、んぢゃ、他のアプローチで。

今ここに、女性のお客さんがいるとしよう。

意識的か、無意識か、それは分かりませんが、
右手を左肩に、左手を右肩に置いている。

この季節である。
それを見ると、「うむ、寒いのだな!」とか
思うわけですよ、僕は。
そして、スッと、ヒザ掛けを渡してあげたり、
場合によれば、「少し寒いですよね?暖房、強く
しますね」とか、平然と言っちゃうわけ。

こういうのってさ、サービスの一環でない?

うまく発信できない(と僕が思い込んでいる)人
って、少なくないと思うのですよ。

そこで、僕の能力が発揮されるのですな、
とくに頼まれてもいないのに。



と、ここまで書いて、少し振り返ってみました。

何、俺?
「俺ってば、けっこう『気づける人』でしょ!」
って言ってるみたいぢゃないか、これぢゃ。

そんでもって、「そんな俺を、もっと評価したまえ!」
みたいな論調ではないですか。



あああ。

僕は、そして、嘆息するのです。


やっぱ、器が小さいのな、俺って・・・。
| 鹿月秋 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
かいつまんで、は嫌なのだけれども
升野浩一『ショートソング』(集英社文庫)

実は、まだ、読了してません。
あと、2章ばかりを残しています。

舞台は東京は、吉祥寺。
そして、短歌の世界、それも
若い世代の、著者自身も、歌人。

まぁ、そんな話です、ひどく、読みやすい
というか、僕でも分かる文語体。

まだ、読み終わってもない作品について、
僕が語る言葉はないものの、それでも、
琴線が揺れ動く言葉が、そこにはあるのです。

それを、ほんの少しだけ、紹介させていただきたい。


作品に出てくる、短歌より-

恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいい



作品に出てくる、セリフより-

愛するところなんて、いびつなところに決まってるじゃないの。


作品に出てくる、ひとり言より-

本好きを自慢する心は、さもしい。人はただ、「必要」だから読んでしまうので
はないか。(中略)単に臆病で、それなしではいられなかったから、多くの本を読んで
しまっただけだ。



じゃんけん。ぽん!

僕は、「ぱいなつぷる」のリズムで、
その歩を進める。
そう、それは、6歩分だけかもしれない。


地味だな、と思う。
僕の琴線の揺れる度合いというものが。


友達が、僕を叱責する。

「遠回りしている場合か!
今すぐに、やれ!!」


そうなんだろうな、きっと。
| 鹿月秋 | こんなん読んでみました | comments(1) | trackbacks(0) |
このままだと、ちょとした権威に、あるいは
朝。
目を覚まし、時計を見る。

もう一人の僕が起きだし、
語りかけてくる。

「この時間だと、もしかしてアレなのかい?
アレなんだね、昨日に引き続き!」
と僕と同じような顔して叫んでいる。

さらに、もう一人の僕が起きだし、
語りかけてくる。

「それは、ない。それは、然るべき行動ではない。
昨日も言ったはずだ!」
と僕と同じような顔をして叫んでいる。

二人は、僕のほうを振り返り、
「で、どうなの?!」
と叫ぶ。

僕は答える、朗らかに、高らかに。
「あるいはね!!」



昼の木屋町通を、自転車を漕いでいると、
いつも、お酒をいただいたあとに寄る、
ラーメン屋さんが見えた。

春風に吹かれて、のれんが、めくりあがる、
その間隙から、若い女性店員が、細く、白い
腕を組んで、カウンターで麺をすするお客を
眺めているのが見えた。
それはまるで、「どう、旨いやろ?」と
言わんばかりで、その自信満々な姿に、
僕は、舌鼓の代わりに、胸を打った。

そして、僕は思う。

「でも、食べないけどね!」


正直に言おう。
僕、あんまし、ラーメンが得意ではないのですよ。
お酒を飲んだ帰り道に食べるラーメンは、別腹ですけど。

日頃から、熱心にラーメンを食べる、シラフで
ラーメンを啜ることなんて、ほぼ、ございません。

以前にポストしたエントリで、北海道から、
ラーメンが送られてきたことを、トカゲの
舌程度にお話したことを覚えているだろうか、
ほんのチロリと。

ま、覚えてなくて良いのですけど、
でね、ラーメンが2箱11食分、送られて
きたわけです。

だから、最近は、仕事で、帰りが遅いことも
手伝って、ラーメンをどしどし食べてるわけです。

僕の人生で、これほど、ラーメンづくしな
日々はなかったし、たぶん、この先もないくらいに。

でも、これがさ、意外に、旨いんです、
麺が、とくに。

スープも、塩、味噌、醤油と3種類も
ついていて、日替わりで、味を楽しめる
という特典付き。

ナイスですよ、札幌ラーメン!

僕が、運動部のマネージャーなら、
そんな言葉をかけたいくらいです。

ナイス・アシスト、札幌ラーメン!
とかね。


そんな今朝。
ばっちし、寝坊して、家を出る時間まで
残り40分弱。

いつものように、ホットケーキを焼く時間は
ない。

選択肢を考える。

その1)ミルクとタバコで空腹をごまかす。
その2)何とか、ホットケーキを焼いてみる。
その3)ラーメンを食す。

そこで、冒頭の僕たちが登場。

そして、僕が下した判断は、
その3)。

麺を湯がくだけ、という、なんとも、
コンビニエンスで、インスタントな
時間短縮には、もってこいではなかろうか。

なかろうか?

スープは、前述のとおり3種類で、
やはり、朝だし、さっぱりだね!
ということで、塩を選択。


まったく、このままだと、僕は
札幌ラーメンの、ちょっとした権威
(お土産品限定)になってしまうかも
しれないな。

あるいは、ラーメンマンとか。

あるいは、イタリア人とか。

だったら、イタリア人が良いな。
パスタだって、小麦から作られているわけだし、
ラーメンだって、そう。
なら、ラーメンをパスタであると、言って
しまえば、イタリア人とも言えなくはないな、
と思うのです。

いけませんか?

もとより、イタリア人って、朝から
パスタを食すのか否か、おおいに疑問では
あるものの、きっと食べるんぢゃないかな、
たぶん、おそらく、願わくば。

こんな生活が続けば、僕は血液の代わりに
スロージンでも何でもなく、ラーメンが
流れてしまうのではないか、と、ほんのり
心配な今日この頃です。


なので、今夜は、牡蠣と白菜ともやしの
炒め物、ポン酢和えでございます。


さてさて、今夜は、何にもしたくないので、
『ショートソング』(升野浩一/集英社文庫)を
読みながら、スロージンの甘い香りに誘われつつ、
酩酊の淵に腰かけて、グズグズと過ごす所存です。
| 鹿月秋 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
林檎の皮を剥くように、安易ではないのです。
朝起きて、ふと、
「今日は銭湯にでも行こうかね」
と思う。

仕事へと向かう、その途中、家の近くに
銭湯があって、その前を通りかかると、
店先に、

「当浴場の定休日は、木曜日です」

という札が下がっていた。

銭湯に定休日ってあるんですね。
ていうか、それって、アリなんですか?

ていうか、銭湯って、浴場なんですね。
いや、知ってはいたけど、口に出してみると、
アレですよね。

浴場・・・。

いや、別に、うん、いいのいいの。
気にしないでください、ひとり言です。


今日は、暖かかったですねぇ〜。
無理矢理、話を代えようとしているわけでは
ないですよ、ホント。

京都は20℃を越えたとか、越えてないとか、
越えそうだったとか、越えにくかったとか、
越えてれば良かったかなとか、越えたことに
してしまおうかとか、ま、
そんな感じだったようです。

なのに、僕ってば、春帽子を、まだ
作っていなくて、水色の冬帽子をかぶって
出かけたものだから、ひどく、居心地が悪かったです。

早く、春帽子を作ろう。
うん、そうしよー。

なのに、今日は、いつもお願いしている
帽子屋さんの定休日で、けっきょく、何も
できずじまい。


林檎の皮をむくように、物事は、けして
安易に進むわけではないようです。

レモンの種を取るように、安易ではない、
でも良いですけどね。

スイカの種を飛ばすように、安易ではない、
でも良いですけどね。

バナナの種を取るように、安易ではない、
とかさ。

キウイの種を取るように、安易ではない、
とかもアリですね。

設問1)
上記の凡例に下記の( )内に
果物の名称を答えよ。
※ただし、単価が300円以下であること。

( )の皮を剥くように、安易ではない。

答え._____






あああ、すいません。
ちょと、本気で、何を書きたかったのか、
忘れてしまって、自分で読み直してました。

残念ながら、その行間の中に、僕が言いたかった
ナニカの声は聞こえてきませんでした。

そもそも、言いたいことなんかあったのか、
それすら疑問です。


唐突ですが、人妻って、いいですよね。
うん、いい、圧倒的に、素敵言葉です。

あ、「素敵言葉」と「そとばこまち」って
似てますよね?

うん、それだけですよ。
だいたい、「そとばこまち」って何ですか?

昨日、今日と人妻なレイディとお話する
機会に恵まれましてね、ま、それで、
いいな人妻、って思っただけです。

べつに卑猥なことや、猥褻なことを
思い浮かべているわけではございません。

ただ、それだけの話です。


なんかさ、書き綴っていけば、オチが見つかる
かと思っていたのに、ぜんぜん、その姿を捕まえる
どころか、姿を現してもくれないようなので、
僕は風呂にでも入ります。

ユニットバスという名の、僕の浴場へ、とね。

そして僕は林檎の皮を、あ、やっぱいいや。

そんな安易なオチは口にはしませんの。
| 鹿月秋 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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