鹿月秋の晴耕雨読

鹿月秋(from-origin design)の、他愛もない、そして、くだらない日常を無駄な長文で綴っています。
鹿月秋の晴耕雨読

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二度寝の条件
二度寝にだって、ちゃんとした定義があるのである。

それは例えば、お米だって
ただ単に炊いただけでは
「銀シャリ」と呼ばれない
のと同じ理屈で、ただ単に
二回ほど眠れば良いという
わけではないのだ。


このところの僕と言えば
二度寝界の王子様にもなれそうなくらいに
立派な二度寝を披露している。

披露って言っても誰にも見せてないけどね。

まず、重要なのは、本来の
起床時間から1〜2時間ほど前に
一度、目覚めること。

そして、
「せっかく早く目が覚めたんだし起きてみますかねっ」
という意思を見事に裏切り
眠りにつくことである。

できれば、二度寝から目覚めた際に
「こんな事なら起きておけば良かった」
という軽い自責の念やら後悔を
トッピングできれば、なおのこと良し。


次に夢である。

普段は見知らぬ人ばかりが登場する夢に
この時ばかりは実在の友人、知人が
登場するのだ。

これにより得られる効果は、
浅い眠りという添加物のおかげで
現実的な質感を有していることである。

だから本人は、まさかこれが夢だとは
気づかないのである。

僕のような仕事人間であると
その夢の中で、すでに仕事なんか
しちゃったりして、このお客さんには
スウィーツまで堪能してもらおうか、
なんて考えながら接客して
そんでもって、あれ、開店作業した
記憶がございませんなぁ、今朝は
とか独り言を言ってみたりした上で
「なんなら起きてないんぢゃないのか、俺っ」
と慌てて飛び起き、左手に、いつの間にか
握られてあったケータイの
時刻を確認して、本当の現実を
知ることになるのである。


これを公式に起こすならば

秋÷布団=二度寝あまり戦慄

だろうか。


この割り切れない感じ、
それから、戦慄というあまりにも
むごい現実でもって、ようやく
完全なる二度寝が成立するのである。


二束三文の三文を得るために
早起きするなんてバカげてるね、
という方々には僕から言える言葉はないが
その三文で得られるものの
大きさを知っている方々には
ぜひとも気をつけていただきたい季節である。

| 鹿月秋 | - | comments(6) | trackbacks(0) |
国家の犬に用はない
なんだか、たいそうなタイトルになって
しまいましたが、そんな内容ではありません。


今日、頭の中で、ずっと聞こえていた歌があったのです。

それが、これ。


「♪泣いてばかりいる子猫ちゃん〜♪」


この部分だけが、なぜかリフレインしていて、
なんとかして、強引に、次の歌詞へと移ろうと
「犬の〜おまわりさん〜♪」
と強めに歌ってみるのですが、どう抗ってみせても
効果はなく、やはり「泣いてばかりいる子猫」が
犬の遠吠えに勝ってしまうのです。


開店作業中に、いったい何回、この子猫は
泣いてしまったのか。

そして、僕は、そんな子猫に勝てない
犬だと言いたいのか、いや、僕は、けっして
国家の犬などではないのだ。


って、いったい何の話をしていることやら、
である。


| 鹿月秋 | - | comments(2) | trackbacks(0) |
10月25日はパスタの日
10月25日は、パスタの日なのだそうです。
今朝、ラジオで、そう言ってました。

だから、今夜はパスタを作ろうと思っていたのです、
そう、家に帰るまでは。

しかし、家に帰ると、パスタを湯がくのが
ひどく、めんどくさく感じてきて、もうパスタ
でなくて良いかな、という結論に達しました。

鶏肉と玉ねぎと人参と茄子の中華炒め。

フライ返しで、だいたいな感じでクッキング。


そのフライ返しを握る手を見ていて
「ああ、また怒られるな、これぢゃ」
と思った。

先日、仕事で木ベラで鍋の中を混ぜていたのです。
すると、シェフから「持ち方が、おかしい」
と注意されました。

僕の「青春ノートブック」を紐解けば、
およそ1ページ半に渡り、卓球のことが綴られている
ことを告白しよう。

そのノートブックに綴られた言葉たちは
意外にも、なかなか消え去ることがない
ことを僕は知る。

注意され、よくよく自分の手を見てみると
それは、懐かしきペンホルダーの握り方。

卓球について、知見のない方に申し添えて
おくと、卓球のラケットには大きく分けて
2種類ある。

1つは、福原愛のようなラケットの両面を
使うシェイクハンド。
そして、もう1つが、鉛筆を握るようにして
持つペンホルダー。


中学生だった僕は、いわゆるペンホルダーな
選手だった。

それ以来、僕は、可能な限り、「鉛筆握り」を
する癖がついてしまっていたのだ。

今になって、あまりに熱心に部活動に専念していた
自分が憎らしい。

専念ってほど、参加していた記憶はございませんが。

話は戻って、木ベラである。

うっかり、というか、無意識にペンホルダーなる
持ち方で木ベラを握っていた僕は、ちゃんと木ベラの
センターに中指を添えたりしていたのだ。

そりゃ注意もされるわけである。

僕と同じように、でもシェイクハンドな面々には
このような場面に直面することはなかっただろうと
思うが、ペンホルダーとは悲しい生き物なのだ。

僕が仮にシェイクハンド・プレイヤーであれば
そりゃもう、黄色い声援が飛び交うくらいに
美しい木ベラっぷりを披露できたことだろう。

まこと、残念な話である。


いくら、僕がペンホルダー・プレイヤーとして
県大会まで勝ち進める実力者だったとしても
それが、料理の世界では何の意味もなさないと
今になって知るのである。


ええ、僕の実力は市大会まででしたがね。


という僕の青春の、およそ1ページ半を共に
過ごした我が幼馴染みが、このパスタの日に
誕生日を迎えました。


まちがいなく、このブログを読んでませんが、
この場を借りて、おめでとう、と僕は言いたい。


誕生日、おめでとう。

さぁ、区切りの歳だぜ、お前さん。

お前のローターの、そう、表ラバーを
ひっくり返し、裏ラバーというお前さんの
本気を見せる時だぜ。



| 鹿月秋 | - | comments(2) | trackbacks(0) |
これが「休日の過ごし方」の手本です
このところ、バタバタしていたような
気がして、実際のところと言えば、実は
そんなこともなく、単に新しい環境に
変わり、その疲れが溜まっていただけ
なのだと思う。


そんな今日は休日で、予定通り、午前中に
やらなければいけないこと、やっておかなければ
いけないことを、全てやってしまう。

掃除と洗濯をしたら、幾分、軽くなったような
気がした。

それから友達の家を何軒かまわり、お願いされて
いたことを済ませると、ちょうどお腹も空いた
午後2時を回ったところ。

ご飯を食べに帰ろうかと思ったけど
それも何だか、めんどくさく感じて
だから前々から行こうと思いつつ
行けていなかった、二条寺町にある
「トラモント」というイタリア料理屋さんへ。

僕が以前に働いていた店で、ここのスタッフさんが
よく休憩に来てくれていたのだが、僕は、トラモント
へ行ったのは、今日がはじめてだった。

本当なら、もっと早くに行きたかったのだけれども。

そのスタッフさんと
「ごぶさたしてます」
「最近、見ないですね」
「ええ、店を移りまして」

覚えてもらっていたのが、とにかく
嬉しかった。

それが例え、ロシアンハットを脱ぐまで
気づかなかったとしても。


旨い、という評判を聞いていたのだけど、僕には
少し塩が効きすぎていて、パスタの茹で加減も、
茹ですぎに感じたけど、なんだろ、雰囲気がね、
良いのですよ、この店。

パスタとともに、グラスワインをいただく。

もう、今日の予定はないのだし、それに
今日は、こんなにも天気が良くて、久しぶりの
ポカポカ陽気だ、飲まずにいられるものか。

誰に言い訳しているのか、そんな事を
ブツブツ唱えながらのワイン注文。


お腹も膨れたので、近くの花屋で働く友達の店に
顔を出し、一度は行ってみたかった、その花屋の
近くの酒屋さんでイタリアワインを買う。

今夜のお供は、Melini CHIANTI CLASSICO 2003。

とかしていると、「お〜っ、何してんの」と
声がかかる。

声の方向に顔を向けると、二条寺町近辺で
スペイン料理屋を展開しているオーナーさん。

以前、僕が勤めていた店を辞める前に、少し
相談させてもらっていて、だから、この言葉は
「今、仕事、何してんの」。

まぁ何とかやってます、と答えると、
今度3店舗目をオープンするから、と。

そういや、ちゃんと報告してなかったな、と
いまさらながら、思う。


家に帰り、風呂敷の中身を出し、次に
バスタオルと石鹸に詰め替えて、サンダルに
履き替え、いざ銭湯へ。

数日前の午前8時前、それから今朝の午前7時過ぎ
両足、それから左足のふくらはぎが、吊った。

なんなら、足が吊って目が覚めた。

そんな事があったから、ぜったいに銭湯に
行きたかったのだ。

間違いなく一ケタ台の客として、湯船につかる
午後4時前。

シャワー生活だからなのか、長湯は、できない。
すぐに、のぼせてしまう。

全身に玉のような汗をかき、体重と身長を
意味なく測ってみたりする。

体重が高校生のころと同じくらいになってて
身長が少し伸びてました。

ま、たしかに、グラグラの身長測定器でしたけどね。

でも良いのです、これからは、そっちの身長を公称
ということにしますから。


家の窓の外から夕日色したオレンジと
近くにある豆腐屋さんのラッパの音が
聞こえてきて、それがワインのコルクを
開ける合図。


今日はもう、何もすることがありません。

ええ、ワインを空にして、酔っ払う以外にには。



| 鹿月秋 | - | comments(3) | trackbacks(0) |
「切れてない」と言ってくれ
友達が持ってきてくれた赤いワイン。

それを飲み干し、
さらにワインが飲みたくなり近くの
コンビニへ向かう。

安いワインは値段以上に
安い味で香りなんか、まるでなかった。
なんだよこのワイン、と切れながら
少し飲んで、残りは料理用にしよう
と栓をした。

そんな午前四時にタバコが切れてしまい、
買いに走るのも煩わしいから
明日で良いか。

店の近くにある酒屋さんに
僕が吸っているタバコが置いてあって
なのに今日に限って売り切れだった。

今朝、あまりの部屋の汚さに
掃除から逃げていたけど、
明日こそ掃除しようと踏ん切りがついた。

開店作業中、波々のパンナイフで
左手の親指を少し切り、
なみなみと血がしたたる。

いや、ちょと出血しただけですけど。

だから今日は慣れない右手で
ケータイ操作。

軽快に操作できず、やり切れない感が充満する。

切った親指にバンソウコウを貼ろうと
探してみたが切れていた。


はち切れそうなくらいに「切れる」ことが
続いている流れを
明日の掃除で断ち切ってやるのだ。


帰り道、自転車のチェーンが切れて
息を切らして帰るとか。


まさかね。

ない、ない。


| 鹿月秋 | - | comments(8) | trackbacks(0) |
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