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2008.01.31 Thursday 01:42
現代では、リンゴには毒は入っておらず、パンに入っている
※このエントリは、かなり下品な内容になることが
予想されます。 また、悪意のある文章になる可能性も否めません。 ですので、読者賢者においては「読まない勇気」を 持っていただきたい、いただきけど、本当に皆が 読まなかったら、それはそれで、アレぢゃないですか。 けっきょく、前の晩は4時か5時くらいまで ワインを、いつ買ったのか、すっかり 分からなくなった煮干しを肴にして飲み、 そして、朝は、ギリギリまで布団の中だった 日曜日。 家で朝食を取らなかった朝は、コンビニエントな 店でパンを買う。 この日も、いつもと同じようにしてコンビニの パン・コーナーに立つと、「メープル・メロンパン」 なるものが目に飛び込んできた。 新しいメロンパンを見つけたのに、それを 無視しちゃうような小さな男ではないのだ、僕は。 それをモグモグ食べながら仕事をはじめたのが 午前10時半ごろ。 最初は、ちょっと、おかしいかな、くらいだった。 ランチのピーク帯に突入する前にトイレに行っておいた ほうが良いかもな、くらいだった。 と思っているうちに、胃の痛みが、徐々に腸へと 移ってゆく様子が伺えた。 でも痛みに耐えられないほどでは、ない。 お客さんも入ってきて、それどころでも、ない。 何度か隙を見つけ、トイレに駆け込むが、 いずれも不発に終わる。 おかしい、予兆というか、明らかに身体が 変なのに、何も出ないなんて。 胃腸の具合は、ますます悪化してゆき、 その形を皮膚の上から、なぞれそうなくらいだ。 次第に意識は朦朧としはじめ、視界は狭くなり 身体は動くことを拒否しようとする。 おそらく、その時の僕は歪んだ笑顔と、 少し腰の曲がった姿勢でフロアを歩いて いたことだろう。 「こりゃ限界っ」という事で正露丸を 1粒、服用した。 その2分後、ラブ・ノック。 それは、下の口からのラブ・ノックではなく 胃袋からのラブ・ノック。 僕は、トイレへ駆け込むと同時に便器と 対峙した。 口を開けた瞬間、視界がホワイト・アウトして ついでに意識も一瞬、失せた。 僕はてっきり吐瀉物を床にぶちまけたのでは ないかと思ったが、視界が戻ると、ちゃんと 便器の中に吐いていた、昨夜のワイン色した 吐瀉物を。 吐瀉物だけでなく、鼻水も盛大に両鼻から 垂れていた。 トイレの中は、アッという間に正露丸の 芳香に包まれて、それが第2弾を誘発させた。 トイレから出てくると、全てを出し切った僕の 身体は、すっかり軽くなり、いつものような 軽快な動きを取り戻した。 と思っていた。 「まだ終わらないよ」 と店長の言葉を僕は、とうてい信じられなかった。 こんなにも、すっきりしたというに、 終わりでないはずがない、と。 15分後、僕は、またもや、動けなくなった。 少しだけ、しゃがむと、そのまま夢の中に 入ってしまうくらいに、意識が朦朧とした。 この間、僕の頭にあったのは、まさしく 『毒』という言葉だった。 「毒」という文字が、頭をグルグルと回っていた。 身体が、その毒を排出処理するためには、僕の 思考や行動が余計なものらしく、だから、動きを 休めると意識まで切れてしまうらしい。 それほどまでに解毒というのは、全生命力を 伴うものなのだな、と思った。 上体を45度以上に持ち上げると、胃腸が軋みを あげるので、お客さんから見えないところで僕は 老人のように腰を曲げて仕事をした。 それは仕事というよりも、ほとんど幼児の お手伝い程度だったことだろう。 「冷たいものは胃腸の動きを悪くするから」 と白湯を飲んだ。 つまり「温かいものは胃腸の動きを活発にする」 わけで、僕は、トイレへと駆け込んだ。 あいかわらず、吐瀉物には正露丸の芳香がする。 「もう何も出るものはございません」 というまで吐き続け、トイレから出てきた僕は 以前のような軽快な仕事ぶりを手に入れた。 「大丈夫か、本当に」 「ええ、もう出るもの出ました」 と答えたのは19時ごろだっただろうか。 その15分後、またしても、胃腸がキリキリと 軋みだし、僕には、その部分が赤色に染まっている ような錯覚を覚えた。 「なんだよ、メープルメロンパンって 甘い顔して、憎いやつっ」 僕は毒づいた。 たしかに、このところ、おへそ下部の、いわゆる 下腹部がポッコリしてきていて、食生活を見なおさない といけない年齢かもな、最近、食べ過ぎだし、と 考えてはいたが、誰もこんなことは望んぢゃいない。 もうぜったい、コンビニなんかでパンなんか 買わない、インスタントだって嫌だ、まっとうな 食事をしよう。 「少し休んでいいよ」 と午後10時、ソファに寝転ぶと同時に 意識がなくなり、気づけば閉店時間だった。 店長やシェフには、本当に迷惑をかけました、 本当、すいません。 とりあえず、やらなければいけない仕事だけ 終わらせて先に帰らせてもらった帰り道、 ここで僕は、大きな選択を強いられる。 こんな時、一人暮らしというのは、残酷である。 正味、朝から何も食べてないことになるわけで それでも、何か食事をしなければ、治るものも 治らないのだけれども、深夜1時に帰宅して、 この身体で食事を作るなんて、無理な話である。 身体に「申し訳ない」と謝りつつ、カップうどんと せめての償いにと「むつ」という名の青森産リンゴ、 それからヨーグルトをスーパーで買う。 カップうどんを、胃がビックリしない程度に ゆっくりゆっくり食べた。 味なんか、少しも分からなかった。 それでもリンゴは、おいしかった。 なんなら、泣けてくるくらいに、うまかった。 ちょっとだけでいいと思っていたのに、あまりの 旨さに半分ほどを食べてしまった。 白雪姫が食べたリンゴも、きっと「むつ」に 違いない、だって、こんなに旨いんだもの。 白雪姫はリンゴを食べて毒に侵されたが 僕はリンゴを食べて毒から救われた。 共通点といえば、リンゴを食べて、眠りに ついたことだろうか。 僕は布団に潜ると、身体を丸めて眠りに落ちた。 翌朝起きると、昨日の出来事は、胃のあたりに ほのかに赤色をして残っている程度までに回復した。 身体は少々、重いけど、それは仕方がないだろう。 さらに次の日になると、胃の上部が、わずかに 赤色をしている程度にまで回復して、そして、 この時になるまで、僕は酒とタバコの存在を 頭の中から、すっかり抜け落ちていたことに 気づいた。 酒好きでヘビースモーカーの僕が、それらを 忘れてしまうくらいなのだから、解毒中の身体とは 実に不思議なものである。 今日は、まだ体力が完全ではないものの、 完治したようなので、夕方にエル・フォゴンで シェリーのジンジャエール割りとタバコを1服。 すると、瞬く間に手足の先々までアルコールと タバコの煙が侵入してきて、プルプルさせた。 これまで意識していなかったけど、コイツらって こんなパワーを持っていたのか、と気づかされた。 注)ここでは今回の食中毒の原因を「メープルメロンパン」 としましたが、病院で検査したわけではないので正確な 原因は分かりません。 たぶん、そうだろう、くらいの理由です。 また、僕の体調によるところも大きいでしょう。 ですので、あんまし鵜呑みにしないでって事で。 2008.01.25 Friday 02:55
異邦人は2人掛けソファに1人で座る
12月から数えて4人目を数える引っ越しする
友達の家にカレーライスを呼ばれにいった。 チキン・カレーとムートン・カデという フランスワインを頂いて、コーヒーを 飲みに出かけた。 そこは、僕の家からほど近い純喫茶で、 扉を開け、店内に入ると『異邦人』が かかっていた。 以前に友達に言われた言葉を思い出し、 思わず小さく笑ってしまった。 「俺とお前は、どこに行っても、そこに 自分の居場所を見つけられないんだよ」 たしか、そんな言葉だった。 その「俺とお前」が店内に入ると 『異邦人』という歌詞の内容はよく 知らないけど、そのタイトルから連想される ものと、僕が背負っている運命の、奇妙な 一致に、僕は笑うしかなかった。 夕方から仕事だという友達と別れて、 でも、シェリーバーに行くには、まだまだ 時間が浅いので、六波羅蜜寺に行ってみた。 なぜか。 それは、もちろん井戸を見に行くためだ。 意味が分からない、と言う人は、ぜひとも 『有頂天家族』(森見登美彦/幻冬舎)を 読んでもらいたい。 祇園を南下し、建仁寺をさらに南下し、 住宅街の中に建つ六波羅蜜寺に僕は足を 踏み入れた。 門をくぐると、すぐ左手に受け付け、 その奥にトイレ、右手には本堂が見える。 井戸は、どこか。 おそらくは本堂の向こうか、でもその前に トイレに行こうか、いや、ま、後でいいか、 と本堂に入ろうとすると、おばさんが 「宝物展は5時までですよ、急いで、さぁ急いで」 と言うので、まったく理解しないまま、拝観料の 600円を払い宝物展を見た。 ついでに井戸はないかと探してみたが まったく見つからない。 そうか、あれは小説の中の創造物であったかと 僕は、すっかり断念した。 宝物展は、とても小さな会場で、どれくらいだろうか 20帖ほどの広さしかない、広さはないが、どれも 重要文化財に指定されているものばかりだった。 「残念なり、残念なり」と心の中の僕が 唱えはじめた。 僕が見たいのは重要文化財ではなく、井戸なのに と。 それでも、丹念に鎌倉時代に作られた作品たちを 眺めた。 そして、けっして残念なことばかりではない事を 知る。 宝物展の中にあった、空也上人の像が、それである。 無学な僕にとっては、まったくもって見知らぬ人だが どうやら有名らしい。 なにより、である。 彼は鹿の鳴き声を、こよなく愛し、その鹿が 猟師に撃たれたことを知ると、その皮を身につけ 角を杖にしたのだ。 そこには、鹿の角の杖を持った空也上人と 実物だと言われる杖まであったのだ。 そうか、そうだったのか、僕は、この鹿に 呼ばれたのか。 すこぶるご機嫌になった僕は用を足しに トイレへと直行した。 ブーツの紐を恨めしく思うくらいに急行した にも関わらず、僕は、その途中で足を止めた。 あったのだ。 こんなところに、あったのだ、井戸、 トイレの横に。 たしかに、先にトイレに行っていれば 当初の目的を達成できて、それはそれで 僕は満足したことだろう。 しかし、一瞬、無駄かと思われた600円で 僕は、プラスαにも出会えたのだ。 そんなフワフワした気持ちで、待ち合わせの 時間を潰すために、いつもの店でビール2杯と カンパリをロックで飲んだ。 とは言え、所詮、僕は異邦人であることから 逃れられないものらしい。 友達の誕生日、という事で、仕事終わりに 友達が働くバーへと赴いた。 エレベータで7Fまで上がり、扉を開くと そこには、たくさんの人がいた。 僕の見知っている人達を、店内の奥の テーブルに発見して、近づくと、すでに そこには僕が座れる席は、なかった。 隣を見ると、2人掛けソファが空いていた。 皆が座るテーブルから絶妙に離れたその席は 窓を向いていて、だから、僕は1人で 窓の向こうに見える鴨川と、さらにその向こうに ある川端通を走っている車のテールランプたちを 眺めながら、どこにも属することなくタバコを2本と ビールを1杯、飲んだ。 今日の京都は朝から雪が降り続いている寒い 1日だった。 それは異邦人にも、等しく寒い1日だった。 2008.01.24 Thursday 09:08
シェリーの小西さんの枕元にはシングル・モルト
今夜も西木屋町松原にあるシェリーバーに行くと
小西真奈美に似た店員さんがいた。 僕たちはL字型したカウンターの奥の方、 短い棒の端側の席に座っていた。 店の扉が開き、新たにお客さんが入ってきた。 3人とも、見るからに和食屋なる割烹着である。 和食屋の大将とその後ろで若い見習い君2人が 僕と目が合うと、なぜか胸を張っている。 カウンターの中央には、どこかのメーカーの大量の 化粧品が並んでいる。 店の扉がひらき、スーツ姿の、営業マンらしき 男性が2人入ってきた。 そして開口一番「どこのメーカーなんだ、こんなものを 置いているなんて」 と、その化粧品たちを見て叫んでいる。 カウンターの奥から、背の低い男が現れて、 「ここは俺の島だ、お前らは出て行け」 と、とても、そんな言葉を言いそうにない男性が 必死の形相だ。 どうやら、このバーは小西さん目当ての人で 溢れているらしい。 しかし、当の小西さんは気だるそうに片手を カウンターにもたれさせ、マタドールの赤い マントのようにヒラリヒラリと男たちの言葉を かわしてゆく。 そんな様子をぼんやり見ていた僕たちに 「これ、よかったらどうぞ」 と小西さんのお母さんが、キッチンから出てきて 僕たちの前においてくれた。 それは和食屋の大将が持ってきた料理で 前菜のくせにゲタからこぼれそうなくらいの品数。 数えてみると12品もある。 チラリと大将のほうを見ると、 デレデレした顔をして小西さんを見つめ、その後ろで 若い見習い君たちが「どうよ、すごいだろ、俺たち」という 顔をしている。 僕は小西さんのお母さんに呼ばれ、ベランダに出た。 「あのシェリー、どこやったかね」 「いや、僕はスタッフではないので分かりません」 「どこかしら、どこかしらん」 とお母さんは、ワインセラーに首を突っ込み、 大きなお尻をフリフリしている。 エプロンの白いレースがヒラヒラしている。 カウンターからベランダを望める小さな窓が開いて そこから小西さんが顔を出した。 僕と目が合うと 「あ、帰ります、お疲れさま」 と言ってぴしゃりと窓を閉めた。 僕はそれに、少し腹を立てた。 小西さんが帰ったら誰がカウンターに立つのだ、 そもそも僕はスタッフではないのに 「お疲れさまとは何だ」 そんな文句を言ってやろうと追いかけると、もう そこに小西さんはいなかった。 という夢を午前7時11分に目覚めた後の 二度寝の中で見た。 今頃、常備していると言っていた シングルモルトが注がれたグラスが 小西さんの枕元で、その嵩を減らしている のだろう。 2008.01.23 Wednesday 12:27
シェリーよ、眠気と共に布団を蹴っ飛ばせ
今日のランチは食べに行かずに
友達の家に呼ばれている。 だから、昨夜は、友達宅へ持ってゆく ワインを仕事帰りに購入して、ついでに 自分で飲むワインも買う。 ブロッコリの茎だけのパスタを食べ終わり、 ネットでニュースを読みながら、さぁ、そろそろ 格安バローロを開けようか。 というところまでは記憶が、ある。 次に記憶が戻るのは午前6時だ。 このところ、こんな生活が続いている。 ほとんど、お酒を飲んでいない。 タバコに火もつけない。 そして、いつの間にか、チェアに座りながら 眠ってしまって、気づけば午前6時。 それから布団に潜り込むと、朝、布団から なかなか抜け出せない。 そんなに身体が疲れているとは思わないんだけどな。 今日は朝から冷たい雨が降っている。 三十三間堂や六波羅蜜寺は、またの機会に 行く事にしよう。 今日は、何だか、まどろみの日だ。 だから、そんな気だるさをぶっ飛ばしに 今夜はシェリーを飲みに行くのだ。 2008.01.21 Monday 03:03
下降線は上弦の月を描く
すっかり「今だけ100円」の文字に
目を奪われてしまったのだ。 気温がグッと下がって雪が降るとの予報も 外れ、冷たい雨が降っていた。 このところ、仕事場に近い自販機で 缶コーヒーを買うのが、日課になりつつ あって、やはり缶コーヒーを求めた。 いつもの自販機ではないところに 自販機を見つけると、そこには 「今だけ100円」という文字が踊っていた。 すっかり踊らされた僕はコザック・ダンスの要領で ボタンを押した。 ガタンッと音がして、コーヒーを取り出そうと 身体を屈める刹那、僕が押したボタンの周りが 青色に彩られていたような気がした。 手を差し伸べると、そこには、僕が欲した 温かいコーヒーではなく冷たいコーヒーが 転がっていた。 寒い朝に、何故、僕は冷たいコーヒーを買ってしまったのか。 ま、いいさ、と仕事着にしている黒いパンツに 右足を突っ込むと親指が、クンッと何かに 引っかかったような気がした、気はしたけど さらに右足を伸ばすと、ビリリッ。 右膝のあたりが、縦一文字に裂かれていた。 エプロンで隠せるのでは、と思ってみたけど 絶妙に隠れそこなっている。 それなら私服のパンツで良いではないか、と アナタは言うかもしれないが、このウールの パンツを仕事着にするつもりなど、僕は、ない。 という僕の決意を砕かんと京都の底冷えが、 スネから這い上がり、膝のあたりでUターンを して直接、僕の皮膚を凍てつかせる。 ほかに仕事着にしても心が痛まないパンツ なんてあっただろうか、僕の衣装ケースに。 そんな日の、まかない料理は鹿肉カレーだった。 鹿という名を持ちつつ、鹿肉を頬張る僕は 共食いサティスファクション。 仕事帰りの食材も売っている100円ショップに 鴨川を越えて行く。 買い物カゴなんか必要ないと思っていたのに、 気づけば両手いっぱいの荷物を抱えることに なってしまった。 レジに並んでいると、足下でガサリッと音がした。 ああ、パスタを1袋、落としたしまったかな、 と思って目線を下へと向けると、確かに パスタが、そこには落ちていた。 パスタ自身が、落ちていた。 パスタだけが、包装袋を飛び出して、落ちていた。 それを拾おうとした僕の頭の上に、Oh,Noという 言葉も落ちてきた。 生まれながらのブロンド・ヘアの女性が ニット帽の下から盛大な慈しみの瞳でもって 僕を見ている、見てはいるが手伝ってはくれなかった。 「もう、いいですよ」という店員さんに 拾ったパスタを渡そうとしたら、ポキリポキリと 乾麺パスタが折れて、状況はさらに悪化の一途を 辿る。 帰り道、上弦の月が、おぼろげに輝いている。 あるいは僕は、と思ってみたが、単に それは雲のせいだった。 まさか、こんな事で涙を浮かべるはずがない、 少々、寒くて瞳を乾燥から守ろうとしているだけだ。 そんな今夜の夕餉はカボチャとブロッコリーの アーリオ・オーリオ。 お酒がなかったので、料理酒にしている パックの日本酒を、お気に入りの紫色した トルコ・グラスに注いでレンジの「あつかん」 ボタンを押した。 ジジジ、とレンジの中で火花が散っている。 ジジジ、ジジ、パリッ。 グラスが、欠けた。 欠けたグラス片を取り上げると、 きれいな上弦の月のような形をしていた。 そうとう熱くなっていたようで、それを 取り上げた左手の人差し指は軽く火傷したようだ。 せめて、と僕は思う。 せめて、パック酒ではなくて、高い日本酒だったら このグラスの怒りを買わなくても良かったかもしれないな、 と。 |
CALENDER
INFORMATION
花の袋 ■企画・製作 チーズfilm ■監督 戸田彬弘 ■脚本 戸田彬弘・大江崇允 ■助監督 北本正和 ・角田行平 ■撮影 戸田彬弘・三浦大輔 出演 土田 愛恵 藤田直美 森レイ子 井上竜由 森衣里 日下部拓哉 小川大輝 西森教貴 他 ■劇場 ー奈良ー なら100年会館 2008年6月22日(日) 13:30/ 18:00 ー大阪ー シネ・ヌーヴォX 2008年6月28日〜7月4日 16:00/ 19:30 2008年7月5日〜7月11日 19:30 ー東京ー 下北沢トリウッド 2008年7月12日〜7月18日 12:30/ 15:30/ 20:00 順次、名古屋・熊本にてロードショー!! ■チケット 前売り 1.300円 当日 1.500円 (奈良に限り1.000円) INFORMATION
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■Today Back Ground Music
いろんな音楽に触れてみない? ■FUJI ROCK FES.go round 今年も行きます、フジロック。 ■そらの端 女優、石本径代のブログ ■graggio ダンスカンパニー graggio ブログはこちら ■kikikikikiki Dance Company kikikikikiki ■momona 河原町二条のcafe+food+bar ■Sophora セレクトショップ&ギャラリー ブログはこちら から。 ■Natsuko Kozue Official site こんな風景が、アナタにもあるでしょ。 ■private jazz そろそろ「Jazz」も聞きたいな。 ■小春日和 特別って、何ですか? ■tada time これも主婦の日常です。 ■京都・二条寺町ブログ 二条寺町で働くみんなのブログ。 ■恵世(エセ)・京都カメラ倶楽部 だって皆カメラを持ってたから ■ボクシングCafe これが男の世界です。 ■ここたび日記 スッチーやめて世界一周中 OTHERS
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