鹿月秋の晴耕雨読

鹿月秋(from-origin design)の、他愛もない、そして、くだらない日常を無駄な長文で綴っています。
鹿月秋の晴耕雨読

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鹿月秋
「鹿月秋」と書いて、「げっしゅう」と読む。

もちろん、偽名である。
本名であるはずがないのである。

名前の由来は、実に、簡単で、
時に、不愉快に感じることもあろうと、
僕は知ったことではないのである。
でも、説明しちゃうのだ。

まずは、「鹿」。
これは、のちほど。

だから、「月」から。
好きなのだ。
星の中で、一番に好きな星。
夜に浮かぶ月も、もちろんの事、
でも、本当は、昼間に、雲の切れ間とか
雲かと思ったわ、みたいな、青空の中に
ぽっかり浮かぶ白い月が何より、好き。

そして、「秋」。
僕の本名の中に、この秋と字が存在していて
春生まれであることを忘れるくらいに
僕は秋が好きだから。
さらには、「荻」という字に間違われることも
よくあることから、そんな間違いを犯す人々への
オマージュも、ここには込められている。

んで、「鹿」。
話せば長くなるけど、そんな事には
気にも留めずに、書いていこうかと思う。

2002年の5月の話。
その当時、僕が住んでいたアパートは京都の
北部にあり、元おしゃれタウン北山の片隅に
あって、そのアパートには、まさしく裏山
という感じで、アパートのすぐに裏が、山。

その裏山沿いに、細い細い小径があって、
それが、僕が、アパートへ帰る近道で、
毎日のように通っていた。

その道には、桜の老木が1本だけあって、
毎年、桜の季節にもなると、近所の
お年寄りが、ブルーシートを敷いて
花見に興じたりして、その光景が
僕の部屋の窓からも見えたりして、
とても愛らしい姿を愛でながら、
僕もビールを飲んだりしたのである。

話が、大幅に、それた。

そう、2002年の5月。
新緑が眩しい季節になり、
目の細い僕でさえ、うっかり
目を細めてしまうほどの日だった。

いつものように、その小径を自転車を
押して歩いていると、裏山のほうから
視線を感じたのである。

はて?と思い、足をとめ、その視線が
送られてくる裏山を見ても、やはり、
そこには裏山しかなく、気のせいかと
さらに凝視をしてると、それは、飛び込んで来た。

もちろん、これは、暗喩である。
実際に飛び込んでこられたら、僕は、
おおいに困ってしまう。

そう、鹿がいたのだ。

うそだ!

僕は、心の中で、そう叫んだ。
視線は、その鹿から、離すことができない。

僕は最初、「これは張りボテだ」と
思い込もうとした。

だから、より一層、凝視した。

クチャリクチャリ。

口が、動いている。

「おおお、なんと手の込んだ装置であろうか」
と僕は思い込もうとした。

次の瞬間、鹿は、翻り、僕に、その
白いおしりを向けて、山の奥へ
山の奥へと、軽快に、ポ〜ン、ポ〜ンと
跳ねるようにして、消えていった。


この瞬間から、鹿は、僕にとっての
IDキャラクターになったのである。

LOVE、鹿。


そんな、僕が愛してやまないもの達を
半ば強引に、ひっつけてみたりして、
この「鹿月秋」が完成したのである。


ちなみに、from-origin designという名前で
デザインや映像なんかもやっています。




from-origin design

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